「英会話を習得する上で独学は難しい」と思っている人は多いと思います。
それぞれの適正によって異なりますが、必ずしも独学で英会話を習得することは難しいというわけではありません。事実、市販の本を活用して英会話力を向上させた人もたくさんいます。
こちらでは、独学で英会話を身につける方法や、おすすめの教材について詳しく解説しています。
1.独学で英会話を身につけることは可能
2.英会話を独学するなら1冊は持っておきたい英会話学習本
3.独学で英会話を習得するならおすすめの英会話学習本10選
①英会話なるほどフレーズ100
②どんどん話すための瞬間英作文トレーニング
③ネイティブ英会話フレーズ集3240
④リアルな英語の9割は海外ドラマで学べる!
⑤英会話1000本ノック～ビジネス編
⑥書いて覚える楽しいフォニックス
⑦ソクトレ150
⑧難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください！
⑨ストーリーで学ぶアカデミック英会話 English Academia
⑩会話もメールも 英語は3語で伝わります
4.英会話を独学するのに、本が合わない場合
5.独学での英会話力向上を目指すなら自分に合った教材がマスト
1.独学で英会話を身につけることは可能
英会話の学習方法にはさまざまなものがありますので、独学で英会話を身につけることは十分可能です。
より効率よく英会話力を向上させるには、どのようなポイントを抑えておけばよいのでしょうか？
英語に触れる環境に身を置く
必ず抑えておきたいポイントは、「英語に触れる環境に身を置く」ことです。
外国人がたくさんいる場所に行くということでなくても、英語の映画を字幕で見たり、海外の音楽を聴くなど、できるだけ英語に触れる機会を増やすことで、耳から慣れて英会話学習がスムーズに進められます。
今はインターネットで世界のラジオを聞くことができるので、英語のラジオを流しておくというのもよいですね。
身近に英語をたくさん散りばめておくことは、独学で英会話学習をする上での基本となります。
英語学習を習慣にする
勉強全般にいえることですが、毎日少しでも継続して行うことが、英会話習得における重要な要素です。
週に1回3時間学習するよりも、1日30分でもいいから毎日学習するほうが英会話が身につきます。
この習慣化がなかなか難しく、英会話教室に通う場合は決まった時間に必ず訪れなければならないので、仕事が不規則だったり、残業の多い人は継続できないことが多いようです。
その点独学であれば、早朝でも深夜でも自分の好きなときにマイペースに学習できるのでとても手軽。
そのような点を加味すると、しっかりやる気を継続できれば、独学のほうが英語学習を習慣化しやすいといえるかもしれません。
自分に合った学習方法を知る
独学で英会話を身につける上で、自分に合った学習方法を知ることはもっとも重要です。
本を買ってきて勉強するのか、テープなどの教材を買ってきて勉強するのか、その人にとってもっとも適切な英会話学習方法は異なります。
無理のない範囲でいろいろな方法を試して、もっとも楽しみながら英会話を身につけられる学習方法を探してみましょう。
2.英会話を独学するなら1冊は持っておきたい英会話学習本
どのような英会話学習方法を選ぶとしても、1冊は英会話の本を持っておき、気が向いたときに開けるようにしておきたいもの。
すぐに取り組める手軽な本があれば、時間が空いたときにさっと学習でき、習慣化をつけることにも役立ちます。
自分のレベルに合った本を選択する
独学での英会話学習に失敗してしまう人の多くが、自分の英会話レベルに合っていない本を購入しています。
つい自分のレベルよりも上のレベルの本を買ってしまうのです。
しかし、レベルが高いと学習に着手することすらままならないので、結局まったく進めることができないまま、英会話学習自体をリタイアしてしまいます。
英会話の本を購入する際には、必ず自分のレベルとぴったり合っている本を購入するのがおすすめです。
テキストだけでなく、音声でも学習ができる教材
英会話の本にはいろいろな種類があり、文字だけでなくCDがついていて、音でも学習を進められるものがあります。
英会話はやはり発することや、耳で聞いて覚えることが重要なので、こうした音声でも学習できる本を購入すると、より効率よく英会話力を高められそうです。
実際に、英会話学習本のほとんどが音声CDがついていて、本と音声の両方で学習を進められるようになっています。
CD以外にも、本と連携しているアプリをスマホにダウンロードして学習できるものもあるようですので、より取り組みやすいものを選ぶとよいでしょう。
見やすく、読みやすいは王道
自分にとって見やすく、読みやすい本を購入することは、英会話学習本を選ぶ上で基本中の基本です。
口コミ評価が高くても、自分にとって見やすいものでなければ意味がありません。
すでにレベルが高い人は別として、英会話初心者なのにびっしり単語や英文で埋まっているような本だと、難しそうでやる気が失せてしまいそうですね。
重要なところが大きくなっていたり、色分けされている。イラストが入っているなど、できるだけ見やすく読みやすい本のほうが、学習意欲をそそります。
インターネットで口コミがよい本でも、届いてみたら英語がびっしりでレベルが高すぎた…ということがあるかもしれません。
口コミをチェックした上で、実際に書店に足を運んで手に取り、使いやすい本であるかを確認した上で購入することをおすすめします。
3.独学で英会話を習得するならおすすめの英会話学習本10選
英会話学習本は本当にたくさん出ていますので、どれを選べばよいか迷ってしまう人も多いと思います。
以下に、独学で英会話学習をする上でおすすめの本を、10選として10冊ご紹介します。
①英会話なるほどフレーズ100
「英会話なるほどフレーズ100」は、CDがついていて音声を聴きながら学べるタイプの英会話学習本です。
日常会話でよく使われる単語がたくさんあることと、英会話初心者向けの人を対象として作れていますので、取り組みやすいのが魅力。
中学英語が英会話の大部分を占めるといわれていますが、この本にはもっと実用的な単語やフレーズが詰まっていますので、より実践的な英会話を学びたい人にぴったりです。
年配の方でも効率よく英語力を上げられているという口コミを見かけますので、やさしいレベルから英会話学習を始めたい人におすすめします。
ちなみに、こちらの英会話本はシリーズ化されていて、「きちんと」のバージョンもあります。
「きちんと」は「なるほど」よりもレベルが上っていますので、「なるほど」を一通り学習して内容が合っていると感じた人は、次に「きちんと」で学習するのもよいでしょう。
②どんどん話すための瞬間英作文トレーニング
「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」は、中学で学んだ英語を復習しながら、英会話を身につけることができる本です。
こちらもご確認CDがついているので、音声を聴きながら学習をすすめることができ、より実践向けの英会話を学べます。
1周して次の本へ…と進むよりも、何周も繰り返して学習することで、本の内容をしっかりと身につけることができます。
購入して教材が合っていると感じたら、ぜひ繰り返し学習にチャレンジしてください。
英語を感覚で覚えてくのではなく、簡単な文法をしっかり理解することで英会話力を上げていく内容です。
文法の基本を学んで、しっかりとした英会話力を身に着けたい人におすすめします。
③ネイティブ英会話フレーズ集3240
ネイティブの英会話講師もおすすめする「ネイティブ英会話フレーズ集3240」は、実際に英語圏で使われている会話内容がぎっしり詰まった一冊です。
かなりの情報量なので、紙の書籍だとかなり大きいのですが、電子書籍も出ているのでそちらを購入すると手軽に取り組めます。
4枚付属されているCDでは、日本語から英語への会話がどんどん続き、どれも実際に会話で使用されているものばかり。
聞き取れないなと感じたら本でチェックする…ということを繰り返すうちに、自然と英会話が身についていきます。
次々にどんどん学習を進められるような構成になっているので、英語に苦手意識がある人にもおすすめです。
ある程度英際能力があり、復習を兼ねて活用するという人も多い様子。
さまざまな用途で活用できる一冊です。
④リアルな英語の9割は海外ドラマで学べる!
「リアルな英語の9割は海外ドラマで学べる!」は、海外ドラマを通じて英会話学習ができる構成となっています。
海外ドラマを見ながら英会話を学ぶ人は多いと思いますが、なんとなく聞き取れても意味がわからない…というときがありますね。
この本では、ある海外ドラマを通して会話の背景を解説しながら内容を学ぶことができるので、とても実用的です。
本自体にイラストが多く見やすいので、文字ばかりの本が苦手という人でも取り組みやすく、初心者向けでもあります。
これまで英会話を学んだ経験がある人でも、今まで知らなかった会話内容を知ることができるため、楽しく学習を進められると評判です。
ドラマが好きな人や、物語を楽しみながら英会話学習を進めたい人におすすめします。
⑤英会話1000本ノック～ビジネス編
「英会話1000本ノック～ビジネス編」は、1000本の質問から構成されています。
ビジネス編ということで、職場での挨拶から仕事をする上でよくある会話を1000本にまとめ、音声を聞いて理解していくという内容です。
ビジネス英会話には本当にいろいろな会話があり、さまざまな教材が内容を構成していますが、一問一答同じように会話のキャッチボールができるかというと、非常にまれです。
こちらの本は、ひとつの質問に対して臨機応変に対応できるような回答が用意されていて、テンポよく覚えていくことができるので、とても実用的な構成になっています。
よりたくさんの会話例を習得しつつ、繰り返し学んで自分のものにしたい人におすすめの一冊です。
⑥書いて覚える楽しいフォニックス
「書いて覚える楽しいフォニックス」は、子ども向けの英会話学習本ですが、大人にもぴったりの内容になっています。
一般的な大人の英会話学習本では、単語によみがながついていることはまずありません。
日本語で表記したよみがなが、英語の発音とは合わないということが理由のひとつとして挙げられますが、実は単語の読み方がわからなくて英会話学習が進められないという人が多いのです。
こちらの本は、単語によみがながついているので覚えやすく、覚えた単語を英会話のフレーズとして習得することができるので、本当に英語が苦手な人、イチから勉強したい人に適しています。
「自分のレベルに合わない本を買って学習が進まない」人が多いことを先に触れていますが、中学英語も自信がないという人は、こちらの本から学習を始めるとスムーズに学びを進められるのではないでしょうか。
⑦ソクトレ150
「ソクトレ150」は、英語の読解能力を伸ばせるように構成された学習本です。
450字の英文を3分で読めるようにトレーニングするカリキュラムとなっていて、継続することで速読力を磨きます。
幅広い英単語を網羅できるほか、正確な読解力を磨くことで大学入試やTOEICといったテストにも役立てられるので、こちらも実践向けです。
ひとつひとつの英文に重要な要素が詰まっているので、すべてを網羅することで英語力をかなり高められると高い評価を得ています。
⑧難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください！
「難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください！」は、本を読んで英会話学習をするというよりも、「どのような英会話学習法がもっともスムーズに英語力を高められるか」について解説している本です。
オンライン英会話を推奨していたり、とにかく発することを意識するなど、「こう学べ」といったアドバイスが詰まっています。
その中にも英語学習の要素が散りばめられているので、英会話を幅広い視点で学び、考えられる構成となっています。
実際に読んだ人は、本の中で英語の基本を学びながら、英会話学習へのモチベーションを高めることができている様子。
英会話を、頭はもちろんですが感覚で習得したいという人に適した本です。
⑨ストーリーで学ぶアカデミック英会話 English Academia
「ストーリーで学ぶアカデミック英会話 English Academia」は、なんと東大が監修した英会話学習本です。
日常英会話やビジネス英会話ではなく、大学などアカデミックな場面で英会話を使う人に向けて構成されています。
「学校で英語のプレゼンがある」、「留学生とコミュニケーションを取る」など、学生が英会話を話すときに役立つ内容が詰まっています。
CDが付いていますので、音声で英会話学習を深められるのも魅力です。
こちらの本は、学生で「国際交流のために英会話力を高めたいという人に」おすすめします。
⑩会話もメールも 英語は3語で伝わります
「会話もメールも 英語は3語で伝わります」は、英会話の基本をしっかりマスターした上で、英会話力を高めていくことを目的に構成されている本です。
ただ、まったくの初心者向けというわけではなく、英語の基礎的な部分を理解していて、その上で「正しい英語で伝える」能力を高めたいという人に向けた傾向もあります。
ただ、中には「初心者向け」と感じる人もいるようなので、どのレベルか判断するには実際に本を手にとってみたほうがよいかもしれません。
英会話にも役立ちますが、英語でメールをするなど、正しい英文を書きたいという人にも適した内容です。
4.英会話を独学するのに、本が合わない場合
これから英会話を学びたいという人におすすめの10冊を紹介しましたが、中には「本を用いた勉強は合わない」という人もいるかもしれません。
その場合は、本以外の独学方法を見つける必要があります。
音声学習中心にする
本で文字を見ながら学ぶのは合わないと感じているのであれば、音声を中心とした学習方法がおすすめです。
実際に聞いてインプットし、声に出してアウトプットする学習方法は、より実践向けの英会話力を身につけることができます。
音声で学ぶ英会話教材もたくさんあり、一度は広告などで目にしたことがあるという人も多いのではないでしょうか。
テープやCDを使って勉強するタイプだと、移動にも持参して通勤電車の中で聞いたり、時間が空いたときにさっと勉強できるのでとても便利。
本も同様ですが、自分の好きな時間に学べるので、英語学習の習慣化も比較的用意です。
ただ、音声中心の英会話教材も継続が難しいと感じる人がたくさんいます。
理由としては、やはり自分に合ったレベルではないため難しくて続けられないことや、上達を実感できないことなどが挙げられます。
音声中心の英会話教材は、「お試し」ができない上にある程度まとまった費用がかかるものも多いので、合わないものを購入してしまいやすいため注意が必要です。
AI・VR機能を搭載した最先端学習にする
最近注目されているのが、AIやVRを搭載した最先端の英会話学習方法です。
音声中心であることに加え、映像もあるので楽しみながら英会話学習を進められます。
特にVRを搭載さいた「スマート・チューター」は、最初にカウンセリングで自分の英会話レベルをチェックしてもらい、合ったカリキュラムで学習を始めることが可能。
「上のレベルから始めてしまったので、難しくて学習ができない」という心配がありません。
さらに、さまざまなシチュエーションに応じて映像を合わせた音声で学べるため、まるで実際に海外へ行ったかのような状況で学習できます。
またAIを搭載している英会話学習法は、一方的に学ぶのではなく、発音や抑揚などをチェックして評価してくれるので、自分の英会話レベルがどのくらい上がったかをチェックできる点も大きなポイントです。
ただ学ぶだけだと終わりがなくてモチベーションを維持することが難しいのですが、「前回よりも評価が上がった」といったようにレベルが確認できると、やりがいがありますね。
AIやVRを搭載した英会話学習法は、独学でありながらも講師と学んでいるような充実感を得られるのも魅力のひとつ。 なかなか独学での英会話学習が続かないという人に、ぜひおすすめします。
5.独学での英会話力向上を目指すなら自分に合った教材がマスト
どの英会話学習方法が自分に合っているのかは、それぞれの人によって大きく変わってきます。
それこそ、イラストが一切ないような本でもコツコツと学習を進めてTOEICのスコアをアップしている人がいれば、VR搭載の英会話学習でリアルに近い形で楽しみながら学習することが合っているという人も。
口コミがたくさんあり、評価が高い教材でも、いざ使ってみたらまったく合わなかった…ということもよくあります。
英会話をしっかり身につけるには、まず自分に合った教材を使うことがマストです。
今は本当にいろいろな学習方法がありますので、自分に合った方法を見つければ、独学のほうが効率よく英会話力を高められるかもしれないほど。
「独学で英会話を学ぶ」というと、本やCDを用いて学ぶというイメージが強いですが、もし自分には向いていないと感じたら、AIやVRを搭載した英会話学習法を試してみるのもひとつの方法です。
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